せきぞうえんめいぼさつりゅうぞう(ゆうまじぞう)
石造延命地蔵菩薩立像(夕間地蔵)

県指定 有形文化財 【指定年1985年】
分類/建造物(石造物)

解説

本石仏は、和泉砂岩(いずみさがん)の一石で造られており、台座に岩座を刻み、その上に舟形光背(ふながたこうはい)つきの地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう)を彫り出している。西方と神郷下神代を結ぶ旧道の上金子地内の地蔵堂にあり、通称「夕間地蔵」と呼ばれている。朝間地蔵等と一連の作である。全体を厚肉に彫り出しており、像容は正田・唐松の石仏に類似するが、頭光(ずこう)は省略されている。また光背部分に多少欠損があるほか、胸部・足部の2ヶ所で折れている。総高120cm、像高88.5cmで、正面右側に「正平十二年」(1357)の銘文がある。

所有者:上金子総持
所在地:新見市西方
公開状況:公開

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