きんぼたるはっせいち
金螢発生地

県指定 記念物 【指定年1959年】
分類/天然記念物

解説

金蛍(きんぼたる)(和名:ヒメボタル)は、うっそうとした森林の中で黄金色の光を発光するのでこの名がついた。体長は5-7mm、ゲンジボタルやヘイケボタルと比べて小さい。雄は体が長く、羽が良く発達し飛ぶことができるが、雌は体が短く羽が退化して飛べないので地表や笹の茎にとまる。また雄に比べて発光も弱い。ゲンジボタルやヘイケボタル等他のホタルの幼虫は、水生(すいせい)でカワニナや淡水のマキ貝等を餌にするが、金蛍は陸生(りくせい)で陸生のキセル貝等を餌として成長する。生域地域は山岳地帯の限られた場所のみである。天王八幡神社(てんおうはちまんじんじゃ)の社叢(しゃそう)では、7月10日前後の10日間が最盛期である。

所有者:天王八幡神社
所在地:新見市哲多町蚊家
公開状況:公開、写真撮影禁止(土日祝)

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