ごおうあな
護王穴

市指定 記念物 【指定年1966年】
分類/天然記念物

解説

本鍾乳洞(しょうにゅどう)は、石灰岩(せっかいがん)中の割れ目によって循環する地下水の溶解作用(ようかいさよう)によって生じた洞穴(どうけつ)である。その中を流水が流れ、石灰岩の天井から滴り落ちる水で溶けた炭酸石灰が沈殿して、釣鐘状(つりかねじょう)、乳房状(ちぶさじょう)の鍾乳石(しょうにゅうせき)となり、これが床に落ちて上向きに炭酸石灰沈殿物(たんさんせっかいちんでんぶつ)の石筍(せきじゅん)をつくっている。洞内の気温水温共に12−13度前後である。昭和37年(1962)の調査によると主洞長約400m、全長約560mの流出型洞穴(りゅうしゅつがたどうけつ)である。本洞は水による侵食(しんしょく)が激しいが、現在もなお活動中で、その奇異(きい)な景観は美しく変化に富んでいる。なお、保護・保存のため、一般公開はしていません。

所有者:企業
所在地:新見市哲多町花木
公開状況:非公開

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