みちしるべ「をくし、ちとり、あはた」
道しるべ「をくし、ちとり、あはた」

市指定 有形文化財 【指定年1978年】
分類/建造物(石造物)

解説

本道しるべは、哲西町上神代(てっせいちょうかみこうじろ)大茅隠地の分かれ道にある。大きさは高さ76cm、幅上端56cm、下端67cm、厚さ20cmを測り、歪な方形の自然石を使用している。正面に馬頭観音像(ばとうかんのんぞう)と牛1頭を浮き彫りしており、また像容(ぞうよう)の周辺を光背形(こうはいがた)に、牛の周りを楕円形に彫りくぼめている。元治2年(1865)に安田森右衛門が造立したもので、備後との交通を知る上で貴重な道標である。
銘文は、「右 をくし ちとり」「左 あはた」「安田」「森右衛門」「元治二年」「二月吉日」と刻まれている。

所有者:個人・大茅総持
所在地:新見市哲西町上神代
公開状況:公開

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