かしらうち
頭打ち

市指定 民俗文化財 【指定年1978年】
分類/無形民俗文化財

解説

秋祭りに御神幸(ごしんこう)の供養楽(くようがく)として実りの秋に感謝を込めて奉納される伝統的な郷土芸能である。「渡り拍子」や「楽打ち」等と呼ばれ、鐘や太鼓とともに頭に羽毛で作られた飾りをつけるので、この名がつけられた。社の境内で子どもたちが4人1組で鐘の音にあわせて太鼓を打ち鳴らし飛ぶように踊る。元々は男子だけで行われていたが、最近では女子も加わって奉納されるようになっている。衣装や楽の調子は各神社によって少しずつ異なるが、頭には花笠(はながさ)や尾長鶏(おながどり)の尾羽根と馬の毛等で作った「おごり」等をかぶる。10月から11月頃、神郷、哲西、哲多地区等の秋祭りで行われる。中でも哲西町大竹(てっせいちょうおおたけ)地区の大竹艮神神社(おおたけうしとらじんじゃ)では、「おごり」を被って踊る様子は勇壮で、他の地区では見ることのできない珍しいものである。

所有者:疫清神社頭打ち保存会
所在地:新見市哲西町八鳥(坂本山疫清神社)
公開状況:行事にあわせて公開

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