しんがく
神額

市指定 有形文化財 【指定年1980年】
分類/工芸品

解説

本額は、縦88.6cm、横60.3cmで欅(けやき)をもちいて、刳形(くりかた)の飾り縁をつけている。地板には「石山(いわやま)大明神 応永三十三年丙午応鐘吉日 願主 景高」(1426)が、表裏に陰刻されている。願主景高がいかなる人物か不明であるが、中世におけるこの地の豪族・多治部氏と推定されている。
岩山神社は元村社(もとそんしゃ)で、社伝によると正和2年(1313)現在地に勧請(かんじょう)されたとされる。この神社は男女ともに腰から下の病に霊験があるとして広く知られ、新見はもとより備後・美作・伯耆方面からの参拝者で賑わった。

所有者:岩山神社
所在地:新見市上熊谷(岩山神社)
公開状況:公開

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