もくぞうあみだにょらいざぞう(ぜんじょうじこうえんない)
木造阿弥陀如来座像(善成寺公園内)
市指定 有形文化財 【指定年1981年】 分類/彫刻
解説
本像は、像高95センチ、檜(ひのき)の寄木造(よせぎづくり)で漆箔(うるしはく)・彫眼(ちょうがん)を施し、白毫(びゃくごう)を嵌入(かんにゅう)している。木寄せは頭部・体部とともに両耳前後に矧(は)ぎ、漆前および両膝奥と裳先(もさき)を矧ぎつけている。阿弥陀如来は、西方十万億土(さいほうじゅうまんおくど)の彼方にある極楽浄土(ごくらくじょうど)の主尊(しゅそん)で、この仏を念ずる者は死後必ず極楽浄土へ行って生まれ変わることができるとされる。また本像を本尊(ほんぞん)としていた善成寺(ぜんじょうじ)は、新見荘の直務代官(じきむだいかん)であった祐清(ゆうせい)(?−1463)の葬儀を行った寺院である。現在は廃寺となっており、寺跡の近隣地を善成公園として整備されている。
所有者:新見市
所在地:新見市西方
公開状況:公開
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