もくぞうあみだにょらいざぞう(ちょうらくじ)
木造阿弥陀如来座像(長楽寺)
市指定 有形文化財 【指定年1987年】 分類/彫刻
解説
本像は、木造漆箔座像で、いわゆる定朝様を呈しており、納衣(のうえ)を着し弥陀の定印(じょういん)を結んで結跏趺座(けっかふざ)をしている。座高は85.7cmである。材は檜で、寄木造により、頭部はまず正中線をはずし、左眼を通る線で左右に矧ぎ、側面は耳の後で前後に矧ぎ、内刳りを入れる。眼は彫眼で、螺髪(らほつ)も細かな切付螺髪である。像の表面は、最初漆箔であったものが、後に胡粉下地に朱漆を塗り、箔を押した後に補彩(ほさい)が加わり、さらに第3番目に紙反古貼の補修が重ねられている。
所有者:長楽寺(廃寺)
所在地:新見市哲多町矢戸
公開状況:公開
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