れんげだいとうろう
蓮華台燈籠
市指定 有形文化財 【指定年1997年】 分類/建造物(石造物)
解説
昭和3年(1928)に伯備線(はくびせん)が開通する以前は、新見から高梁市・倉敷市玉島方面への物資の輸送には高瀬舟による舟運が主に利用されていた。近世初頭には、備中松山藩(びっちゅうまつやまはん)4代藩主の水谷勝宗(みずのやかつむね)によって新見の井高から三日市まで改修がなされた。この舟路の中でも、井倉から広石にかけては鉢ヶ瀬・張ヶ瀬といった急流や深い淵が続き、高梁川における舟運の最大の難所であった。この難所の地にある「惣ノ宮大明神」の創建は不詳であるが、高瀬舟(たかせぶね)による高梁川舟運の守護神として船頭たちに崇拝(すいはい)されていた。元々は明神山を背にして本殿は河岸に向かい、欅(けやき)製の鳥居を抜けて拝礼するようになっていたが、国道改良工事に伴い、現在地に移転された。
所有者:惣宮氏子
所在地:新見市法曽
公開状況:公開
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