こんぴらじょうやとう
金毘羅常夜燈

市指定 有形文化財 【指定年2005年】
分類/建造物(石造物)

解説

本燈籠は、花崗岩(かこうがん)製の神前形をしている。基壇は最下段に角礫(かくれき)を立て並べたもので、市道に接した面は市道改良の際に削り取られ、コンクリートで固められている。さらに、その上に切石を組み合わせて4段に積み上げている。常夜燈(じょうやとう)の竿の4面には、それぞれ銘が刻まれており、「常夜燈」「文政十年丁亥三月十日」「金毘羅大権現」「金毘羅常夜燈」と刻まれている。高梁川による舟運(高瀬舟)の航行安全を祈願して、文政10年(1827)3月10日に建てられたものと考えられる。大きさは、総高で約4.7mを測り、燈籠のみでは約3.4mである。なお、明治42年(1909)に実施された市内各所の神社の合祀に際して、本燈籠も現地に移動された。

所有者:新見市
所在地:新見市新見
公開状況:公開

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