きゅうおおいけごふくてんてんぽけんおもや
旧太池呉服店店舗兼主屋
国登録有形文化財 【指定年2025年】 分類/建造物
解説
市街地中心部の角地に建つ旧呉服店の店舗兼主屋である。木造二階建で、中庭を置いて木造2階建ての座敷を配している。屋根は入母屋造桟瓦葺(いりもやづくりさんがわらぶき)で、東側のみ切妻として軒瓦を廻している。出入口がある正面1階は出桁(だしげた)で、桟瓦葺の庇を通している。小屋組みは、大型のクイーンポストトラスである。外部側面は大壁の漆喰塗で軒先まで塗り上げ、部分的に海鼠壁を施している。正面一階は平格子(ひらごうし)、二階は出格子(でごうし)構えである。内部一階南東部は土間で北西に座敷を配す。棟札から大正2年に太池佐太郎が建築した伝統的な建築で、洋式トラス等の新しい様式を取り入れ、良質の材料と工匠の技術により、洗練された商家建築である。
所有者:新見市
所在地:新見市新見
公開状況:公開
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